小説・文芸– category –
-
京極夏彦『鵼の碑』レビュー!17年ぶりの百鬼夜行シリーズ最新作【ネタバレなし】
京極夏彦さんの「百鬼夜行シリーズ」の最新作『鵼の碑(ぬえのいしぶみ)』が2023年9月に発売されました! 前作『邪魅の雫(じゃみのしずく)』から17年、待ちに待った最新作です! 『邪魅の雫』巻末に、次回予定作品として『鵼の碑』の名前がひっそりと掲載されてから早17年…… もう新刊は出ないものだと思って諦めていたのですが……2023年晩... -
相場 英雄『ガラパゴス・下』なぜ彼は殺された?派遣労働者の闇をえぐる社会派ミステリー
相場英雄さんの『ガラパゴス下巻』は、非正規雇用者や派遣労働者の不安定な立場をテーマにした社会派ミステリー小説です。上巻で捜査対象となった身元不明の遺体は、沖縄県出身の派遣労働者の男性と判明しました。下巻では、彼が事件に巻き込まれた真相が解明されていきます。田川刑事が、日本全国を飛び回りながら犯人に迫っていきます。現... -
相場 英雄『ガラパゴス・上』不公平な社会と厳しい現実!非正規雇用の未来に希望はあるのか?
不景気が続く現代の日本社会で、非正規雇用や派遣社員という働き方は、けして珍しいものではなくなりました。実際に、非正規雇用で働いている人は大勢います。この小説では、製造業に従事する派遣労働者の厳しい現実がリアルに描写されていました。ご自分の働き方に悩んでいる人にとっては、ある意味で参考になるかもしれません。現代日本の... -
忌名の如き贄るもの 三津田信三 忌名が果たす恐怖の役割とは?
あなたは、自分を守ってくれるもうひとつの名前「忌名」を知っていますか?今回ご紹介するのは、三津田信三さんの『忌名の如き贄るもの』。自分を守ってくれるはずの忌名が引き起こす恐怖のできごとが描かれるホラーミステリー。不気味さと不思議さがせめぎあう、新感覚な怖さを味わえる小説です。最後にあなたを恐怖が襲うかもしれません。 ... -
『沈黙の終わり・下』堂場瞬一 30年間隠ぺいされてきた事件の真相とは
『沈黙の終わり・下』は堂場瞬一さんの小説です。 千葉と埼玉の2県にまたがる新聞記者コンビが、女子児童誘拐事件の真相を追いながら真犯人に迫る様子が描かれています。 30年にわたり隠蔽され続けた誘拐事件は、無事に解決できるのかー。 上巻に続きハラハラする展開で、ページをめくる手が止まりません。 堂場ファン必読の小説です。 こん... -
堂場瞬一『沈黙の終わり 上』30年間隠ぺいされてきた誘拐事件を追う新聞記者コンビ
『沈黙の終わり・上』は新聞記者が主役として事件を追う様子を描いた、堂場瞬一さんの小説です。 千葉県内で発生した幼女誘拐事件を皮切りにして、30年間隠され続けてきた事件を嗅ぎつけた千葉と埼玉に住む新聞記者コンビ。 2人が周囲の記者らと関わりながら、事件の真相を解明する物語です。 ベテランと若手の記者コンビが取材する事件は、... -
薬丸 岳『ブレイクニュース』YouTubeでニュースチャンネルを配信する謎の女!その正体は?
いまや私たちの生活に欠かせないものとなったYouTubeやSNS。 なかでもYouTubeでは、好きなときに無料で見られるとあって、人気を集めています。 今回紹介する『ブレイクニュース』は、YouTubeチャンネルで社会問題を取り上げる女性が主役の小説です。 YouTubeやSNSにひそむ闇に関心がある方は、ぜひ読んでみてください。 この本はこんな人に...
1