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カレー沢薫『ひきこもりグルメ紀行』47都道府県のご当地グルメを目と想像で味わう【爆笑注意】

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あなたの好きなご当地グルメはなんですか?今回は、カレー沢薫さんの『ひきこもりグルメ紀行』をご紹介します。いまや全国のご当地グルメの「お取り寄せ」もネットショッピングで簡単にできる時代です。『ひきこもりグルメ紀行』では、担当編集者が選んだ47都道府県の銘菓やグルメをカレー沢さんがレビューしています。このレビューが独特で、お腹がよじれてしまう程おもしろいのです。公共の場で読む際には、人前で吹き出してしまわないようにご注意ください。

         

本好き女子

気楽に読めてクスっと笑える「おもしろい本」が読みたいな。
なにか、おすすめの本はある?

文香

肩の力を抜きながら読めて、おもしろい本といえば、カレー沢薫さんの『ひきこもりグルメ紀行』がおすすめ。

全国47都道府県の、お土産やご当地グルメを紹介している本だよ。
ご当地グルメを独自の目線で紹介していて、とってもおもしろいんだ!

一度読むと、独特のカレー沢節に思わずハマってしまうかも!

本好き女子

全国47都道府県のご当地グルメや、お土産が紹介されているんだね!

旅行に行く前に読んでもいいし、お取り寄せするのも楽しいかも!
さっそく読んでみようかな♪

【ひきこもりグルメ紀行】はこんな人におすすめ

・全国のおいしいご当地グルメや銘菓を知りたい人

・思わずクスっと笑ってしまう「おもしろエッセイ」を読みたい人

・お取り寄せグルメが好きで新規開発したい人


読書ブロガー
Webライター
文香
小説・ビジネス書・実用書、などのジャンルが好きな読書愛好家。

本の魅力を伝えたくて書籍情報ブログを運営しています。
本好きが高じて、図書館にも長年勤務していました。

現在は、複数ジャンルの記事を執筆しているWebライターです。

詳しいプロフィールはこちら

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目次

『ひきこもりグルメ紀行』のデータ・概要

文香

『ひきこもりグルメ紀行』はこんな本です。

タイトルひきこもりグルメ紀行
著者カレー沢 薫(かれーざわ かおる)
出版社 筑摩書房
初版発行2020年11月10日
ページ数265ページ
価格・文庫本  858円(税込み)
・電子書籍 770円(税込み)
掲載媒体・2016年~ 女子SPA!にて連載開始

『ひきこもりグルメ紀行』5つの特徴

文香

『ひきこもりグルメ紀行』の特徴をわかりやすく図にしてみました。

『ひきこもりグルメ紀行』は、以下のような5つの特徴を持っています。

(※注意 下記の評価は、私個人の感想に基づいたものです)

読むとおなかがすく

カレー沢さんが実食している食レポがリアルで美味しそう。読むとおなかがすく

ご当地グルメに詳しくなる

全国47都道府県のご当地グルメから、有名な銘菓やマニアックなグルメが紹介されるので、読むだけで「お取り寄せ」に詳しくなれる。

旅行気分が味わえる

なかなか旅行に行けないときに「お取り寄せ」ガイドとして読めば、旅をした気分になれる。全国47都道府県のご当地グルメが紹介されており、情報量が多い。
読み物とガイドブック、2つの楽しみ方ができるため、お得感がある。

大爆笑できるおもしろさ

ところどころに登場する独特の「カレー沢節」がおもしろすぎて、何度も爆笑してしまう可能性(危険性?)がある。思わず吹き出してしまうかもしれないため、カフェや電車内で読むのは危険。

リフレッシュに最適

1章でひとつの都道府県を紹介する形なので、すきま時間で読み進められる。ちょっと疲れたときに、1章ずつ読むのに最適。
読むと元気が出るし、リフレッシュ効果も感じられる。

『ひきこもりグルメ紀行』の著者情報 カレー沢 薫さんの経歴データ

文香

『ひきこもりグルメ紀行』の作者、
カレー沢 薫さんの経歴やデータをご紹介します。

カレー沢 薫さんの経歴
1982年11月22日山口県で生まれる
2009『モーニング』主催の第26回MANGA OPENにはじめて投稿

このときの出品作品(無題)は、落選したが『モーニング・ツー』編集長の判断で連載が開始
『クレムリン』とタイトルを変更しての連載となった
2021『ひとりでしにたい』が
第24回文化庁メディア芸術祭のマンガ部門優秀賞を受賞

カレー沢薫さんは、もともとマンガ家としてデビューしました。
しかし文章も非常におもしろくて、コラムやエッセイも大人気です。

マンガだけでなく、エッセイやコラムなど文章の著書も数多く出版。

はじめは会社員と作家を兼業していましたが、途中で退職をされて、現在は「無職兼作家」という肩書で活躍していらっしゃいます。

カレー沢 薫さんは、ご自身でTwitterを運用していらっしゃいます。

Web連載更新のお知らせや新刊の告知をマメにしてくださるので、要チェックですよ!!

『ひきこもりグルメ紀行』の内容・要約

『ひきこもりグルメ紀行』では、毎回カレー沢さん宅に、担当編集者が選んだ全国「ご当地グルメ」が届くシーンからはじまります。

その数なんと、49品!全部で49品ものご当地グルメや銘菓が紹介されるのです。

その布陣はとてもバラエティー豊かで、読むだけで心が踊ります。

誰もが知っている有名な銘菓や、ご当地グルメが紹介されることもあれば「知る人ぞ知る名品」が紹介されることもあります。

たとえば、静岡県の「うなぎパイ」や広島県の「もみじ饅頭」。これらは、多くの人が知っている有名な銘菓でしょう。

さらに、愛知県の「ひつまぶし」や岩手県の「盛岡冷麺」など、有名なご当地グルメも登場します。

しかし、この『ひきこもりグルメ紀行』は有名なグルメの紹介だけでは終わりません。

全国的にはメジャーではないものの、地元の人に熱狂的に愛されているグルメも紹介しています。

たとえば、新潟県の有名なアイス「もも太郎」。この「もも太郎」という名前のアイスは、イチゴ味であるにもかかわらず、リンゴ果汁が使用されているのだとか……なんとも不思議なご当地アイスです。

アイスでは他に、佐賀県の「ブラックモンブラン」も登場します。これらのご当地アイスは『ひきこもりグルメ紀行』連載時にはそこまでメジャーではなかったのですが、今では全国ネットのテレビ番組で紹介されるほど有名になりました。

このように全国津々浦々の「ご当地グルメ」が出てくるのですが、ただ普通に紹介されるだけではありません。

すべてカレー沢節で語られ、普通のグルメガイドとは一味も二味も違った独特の表現で紹介されるからこそ、おもしろいのです。

『ひきこもりグルメ紀行』を読んだ感想

『ひきこもりグルメ紀行』を読んだ感想としては「とにかく文章がおもしろい」というのが第一印象。

全国の「ご当地グルメ」を知ることができるだけでも、十分役に立つ書籍なのですが「読み物としても非常におもしろい」のです!

例えば、三重県名物の「赤福」がテーマの回をご紹介しましょう。

まずは担当編集者が手配した名産品が、カレー沢家に到着したときの様子から。

 今回のテーマとなる名産は受け取った瞬間わかった。
 箱に144ptぐらいのフォントで「赤福」と描かれていたからだ。

 名産というものは総じて自己主張がキツい。しかし、地域を代表しようという者の声が小さくてどうする。文字を8ptぐらいにして色をグレーにすればオシャレになると思っていそうなクソデザインに鉄槌を下す、これでもかの「赤福」。ぜひ私の大好きな「創英角ポップ体」バージョンも作って欲しい。

ひきこもりグルメ紀行 26ページ

三重県名物の「赤福」が届いた瞬間から、カレー沢節が炸裂していますね。一瞬「赤福のパッケージをディスっているのかな?」と思いますが、じつは違います。これこそが、愛がこもったカレー沢流の誉め言葉なのです!

「創英角ポップ体」バージョンも作って欲しいという発想は、クリエイターならではの鋭い切り口だと感じました。

そして、そのあと赤福を開封したシーンがこちら。

 私はその赤福先輩に今回数年ぶりに会ったのだが、一目見て「こしてるな」と思った。私の後輩力が高かったら「パイセン相変わらずマジこしてますね!」と言うところだ。

 前述の通り赤福はこしあんなのだが、そのこしっぷりが変態レベルなのである。何がそこまでさせるのかというぐらいこしており、餅が透けて見えるんじゃないかと思う。そのぐらいあんこが艶やかなのである。

ひきこもりグルメ紀行 29ページ

どうでしょうか?

ユーモアを交えながら赤福を紹介し、褒めているシーンです。思わず赤福を食べたくなってしまいませんか?

じつは私は、あんこがそれほど好きではないのですが「透けて見えるほどの『こしあん』が使われているのなら食べてみたいな」と思ってしまいました。

例として「赤福」の章の一部分のみをご紹介しましたが、じつはすべてのご当地グルメが同じくらい高い熱量で紹介されています。

そのため『ひきこもりグルメ紀行』に出てくる49品のご当地グルメを、すべて食べてみたくなってしまうのです。

私がとくに気にになったのが、長崎県の「ちりんちりんあいす」と、埼玉県の「菊水堂・できたてポテトチップ」です。この2つはいつか、お取り寄せしてみたいと思っています。

ちなみに『ひきこもりグルメ紀行』は、もともとWeb連載でした。2016年から『女子SPA!』で開始しましたが、2019年に『cakes』に引っ越して連載が続きます。

私はずっとWeb連載を追いかけていて『ひきこもりグルメ紀行』のファンだったため、書籍化されて1冊にまとまったのが非常に嬉しかったです。

『ひきこもりグルメ紀行』のまとめ

今回は、カレー沢薫さんの『ひきこもりグルメ紀行』をご紹介しました。

『引きこもりグルメ紀行』は文庫本で税込み858円です。情報量が多くボリューム満点の内容のため、この価格はとてもお得に感じます。

また、電子書籍ならさらにお手頃な価格で購入できますので、スマホやタブレットで読むのにもおすすめ!

ただし、カフェや電車内など、公共の場で読むときには注意が必要です。

あまりにも面白い表現が多いため、人前でニヤニヤしてしまったり、ときには吹き出したりするかもしれません。

できれば、自宅で1人のときに読むことをおすすめします。

私も家で読んでいるときに大爆笑してしまい、家族に不審な顔をされました。しかしせっかくなので、ここぞとばかりおすすめしました。

これからも、多くの人に薦めながら愛読していこうと思います。

『ひきこもりグルメ紀行』は私イチオシの本なので、気になった方は、ぜひ読んでみてください。知っている「ご当地グルメ」がいくつ出てくるのかをチェックしながら読むと楽しいですよ!

『ひきこもりグルメ紀行』の次に読んで欲しいおすすめの本

本好き女子

『ひきこもりグルメ紀行』を読んで、カレー沢薫さんのファンになったよ。

次にカレー沢さんの著書を読むなら、どの本がおすすめ?

文香

カレー沢薫さんの本はたくさん出ているけれど、最近の著書なら『反応したら負け 仕事のストレスを受け流す33のヒント』がおすすめだよ。

文香

誰でも、多かれ少なかれ、仕事に関するストレスを抱えていると思う。そんなときに、この本を読むと少し気が楽になるよ。

カレー沢さんが「仕事で抱えがちなストレスを解決する方法」を教えてくれるんだ。

ちょっぴり独特な解決法もあるけれど、読んでいて「なるほど!」と思う部分も多いよ。

自分が抱えている悩みがくだらなく感じられて、思わず脱力しちゃうかもしれませんね!

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この記事を書いた人

当ブログ『本のことなど。』の管理人です。
おもしろかった本や役に立つ本を紹介したくて、このブログをはじめました。

年間300冊近くの本を読んでいる読書愛好家です。
本を読まない人生はまったく想像できません。
読書は私にとってのライフワークであり、生きがいです。

書店と図書館は、心癒される大切な場所です。
本好きが高じて、図書館に長年勤務していました。
現在はWebライターをしています。

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